子どもの気分がざわついていることはよくあります。
以前怒りは7秒程度と書きましたが、
「ため」から参照
https://blog.hatena.ne.jp/YOTR/yotr.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089966947
切り替えがしにくい子や抑制が効きにくい子、前頭葉機能が未熟な子は長く引きずるので、7秒では静まりません。
また何に対してざわつき興奮しているのかが分からないことも少なくありません。
そんな時どう対応したら良いでしょうか。
まずは落ち着いてもらいましょう
よく見る場面として、
怒った顔で
「落ち着きなさい⚡」
と言うこと。これで落ち着いた子を見たことがありません。
興奮している時に怒鳴りつけると余計に混乱します。
クレーム対応をしている時に、クレーム相手に
「落ち着いて話してください」
と伝えると
「俺が落ち着いてないというのか」
と怒られるでしょう。
正しいことを言ったからといって何でも伝わるわけではありません。
まず落ち着いてもらうことが一番にすることと感じます。
もし何か伝えたい学んでほしいという気持ちがあるのなら、落ち着いてからでないと聞くことが出来ません。
興奮している時は精神状態が正常ではないため、そんな時に伝えたことを覚えて今後に活かせるとは思えません。まずは正常な状態に近づけていくことからと思います。
落ち着くポイントを探そう
相手は何をすれば落ち着くのか、それを探すことは大事です。
そっとしておいても落ち着くのかは分かりませんが、興奮している時は気持ちを発散させるため、大きな動きをすることが多いです。
落ち着くポイントは人それぞれです。
お母さんにギューッとされることで落ち着く子もいれば、好きなおもちゃを見る、触るで落ち着く子もいます。
自分が興奮しているのであれば、一定のリズムのある動作はセロトニンの分泌を促すので、可能なら歩く、自転車をこぐという動作は精神の安定に繋がります。
また自分自身では心の切り替えがしにくいのであれば、場所や状況等、外部環境を変えることも手段の一つです。
「おらワクワクするぞ」
で有名な方は、大猿になった時に孫の涙を見て落ち着き、理性を取り戻しました。
人によってポイントはそれぞれです。
しかし、「興奮して暴れたらやりたいことが出来た」という状況は避けたいです。
おもちゃはもうダメ→暴れる→またおもちゃをあげる
この一連の流れは暴れたら好きなことが出来るということなので、暴れることが交渉の手段になってしまいます。
一番は何故興奮したのかを考えることが大切ですが、理由が分からない事もざらではありません。まずは落ち着くことから関わっていけたらと思います。