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歯が増えた三女
下の歯が生えてしばらく経つ三女。
先日、娘が私の指をつかみ、口に入れ始めました。
ボーっとしているところに激痛が走り娘を払いのけることに。
気づけば上に2本、下に2本と歯が増えていました。
現在、生後11ヶ月。
2週間前は生えていなかったはずですが。
口の力もついてきていることが分かります。
日頃、ご飯を食べている様子を見ていると、口に食べ物を入れる動作が上手になり、食事にかかる時間も少なくなってきました。
パパの時間が増えることに感謝しております。
歯がしっかりついてきて食べることが上手になったという側面もあります。
しかし、それだけではないのが子どもの発達。
生後11ヶ月といえば離乳後期の時期。
赤ちゃんの離乳時期ごとの口の動きに着目します。
歯の生え方はこちらから↓
赤ちゃんの食事の変化
母乳やミルクを飲むことから食事が始まる赤ちゃんたち。
生まれたての時は口や内臓の機能が違うため、大人と同じモノは当然食べられません。
5ヶ月ごろから内臓の機能が発達してきます。
早すぎる離乳は消化不良やアレルギーの基になります。
我が子は6ヶ月ごろに離乳食を食べ始めました。
初期は食べたものがそのままウンチとして出てくることが多くありました。
朝のおむつ替えをすると前日食べたモノが少し分かります。
一度、黒いウンチが出た時には慌てましたが、よく見ると大量のヒジキでした。
離乳をしたからといって急激に消化機能が上がるわけではありません。
離乳食は、「哺乳反射が消えてきた」「ミルク以外の食物に興味を示すようになってきた」などのサインがみえたら開始しましょう。
引用 上手に食べるために 発達を理解した支援 金子 芳洋 菊谷 武 監修
哺乳反射は口に入ってきたものを強く吸う吸てつ反射や唇付近にモノが触れると顔の向きを変える探索反射、乳首が口に入ると加える嚥下反射等の一連の反射のことです。
たしかに、口にモノが当たるたびに反射が起きていると、自分の意思で食事をとることはできません。
食事をとりこんだり、噛んだりするためにも自分の意思で口を動かせることが大切でしょう。
離乳初期
生後5,6ヶ月ごろの時期です。
初期はミルクを飲む名残から口を閉じることができません。
食べ方が上手になっていくと上唇を閉じて食べ物を口の中に入れられるようになります。[捕食]
この様な時期のため、食形態はドロドロ状になります。
まだ自分で食べ物をつぶしたり噛んだりできない時期です。
離乳中期
7、8ヶ月ごろの時期です。
歯が生え始める子もいます。
口に取り込むことや口の中に入ったものを判断し、口の使い方を決めることが上手になってきます。
この時期には食べ物を舌と上顎で押しつぶすことができるようになってきます。
グッと力を入れるので口が左右対称にひっぱられます。
押しつぶすことができるので、食形態は噛まなくてもよいけどそのままでは飲み込めないモノ、舌でつぶせる硬さになります。
離乳後期
9~11ヶ月ごろの時期です。
この時期に噛む機能が出てきます。
口に取り込んだものを食べ物を奥の歯ぐきに運んですりつぶす。
噛むことはこの[すりつぶし]ができることが大切です。
噛んでいるかどうかの判断は口の動きで分かります。
舌で押しつぶしている時には口の動きは左右対称でした。
噛むときには左右どちらかの歯ぐきで行うので左右非対称の口の動きになります。
左右どちらかの歯に食べ物を運ぶので舌の動きが左右にも動かせられるようになります。
食形態は、はぐきでつぶせる硬さになります。
この時期を脱すると食形態がはぐきで噛める硬さになります。
まだ奥歯が生えていないので、歯で噛むよりもやわらかいものになるでしょう。
最後に
健診に行くと、食形態の講義があり、時期に合わせた食形態を教えてくれます。
口の発達と合わせて考えると理にかなっていることに気づきます。
先人たちの試行錯誤に感謝です。
我が家はまだ奥の歯でつぶす力が弱い印象です。
立つようになり全身の力が強くなると力も入りやすくなるので、もうひと踏ん張りという印象を受けます。
ファイト!
*発達の状況は個人差があります。時期に囚われすぎないようにご注意を!
今後も、子どもの変化から発達段階の変化を合わせて確認していきます。
それではまた。
参考文献
こちらの書籍では、生後0~11発達に合わせた口の機能が記載されています。 食形態や食具について、上手に食べられない時の対処法や支援についても記載されています |