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【ひらがなを読み始めた時期に】はじめての寝るまえ1分おんどく!段階付いた読書の本

ひらがなを読む長女

5歳が近づいてきている長女。

最近はひらがなを読むことが上手になってきました。

けど、長い文章を読むのはまだまだ苦手な様子。

 

お気に入りの本は「くろくんとなぞのおばけ」

 

 

子供って本当に素直だなーって思うんですけど、娘はこの本を読むときに

「短いところだけ私が読むから、長いところはパパが読んで」

って言うんですね。

 

「読めるところまで読んだら?」

って提案しても

「疲れるもん」

ですって。

まぁ、素直なこと。

 

最近はもう少し読みたいって気持ちがついてきたみたいで

「あかあかくろくろ」

など0,1歳向けの本を自分で読んでいることもあります。

 

 

さすが名作!

4歳になってもお世話になるとは!

こちらの本、0歳から読めるだけあって、

  • 助詞がない
  • 1文に対して語数が少ない
  • 文字が大きい

などの特徴があります。

平仮名を一文字ずつ読んでいる時期であれば、ちょうどよい内容です。

長女が言っていたように、読むのに慣れていない時期は文字数が多いと見た目でウっと来ることがあります。

まずは読むことに慣れる

という時期には0歳や1歳の絵本を読むことはおすすめです。

 

ちょっと平仮名を読み始めた時期におすすめなのが

「頭がよくなる!はじめての寝るまえ1分おんどく」

 

 

文を読むのに必要な力

子供が文を読むのにも段階があります。

まずはじめは平仮名1文字1文字が読めるようになっていきます。

 

文章があっても初めは1文字ずつしか読めない状況です。

逐次読みといいます。

一文字に対する処理が大きすぎて、複数の文字まで処理できない状況です。

そんな時は絵本の内容を理解することも難しいです。

そこから少しずつ文字を塊として捉え、単語で読むようになっていきます。

一文字ずつしか読めない状況では、

どこまでが単語か、どこまでが助詞か

 

整理して読むのは長女の状況を見ていると難しそうでした。

読める文字数が増えてくると、単語で捉えられるようになってきます。

単語や文章を1文字の組み合わせのように捉えている時期では、単語や助詞の理解は難しいでしょう。

文字の捉え方の成長

文字を読み始めた時と単語で捉えられるようになる時では、文字の捉え方の熟練度が変わってきます。

文字を読みたての時には、

「いくじ」という文字を見た時に

  1. 文字を見て捉える
  2. 「い」、「く」、「じ」とひらがなに対応する音に変換
  3. 音に対応する意味を探索
  4. 音と意味が一致して「いくじ」と理解する。

脳の中でこのような作業が行われています。

 

単語で捉えられる時には

  1. 文字を見て捉える
  2. 「いくじ」をひとつの図形として捉える
  3. 対応する意味を探索
  4. 「いくじ」と理解する。

作業が効率よくなっています。

 

また文字を一文字ずつ捉える時と単語として捉えている時には

  • 文字のどこに焦点を当てているか
  • 脳のどこが活発に働いているか

といった点に違いが生じています。

 

参考文献

 

本の良い所

こちらの本が良いと感じたのは

  • 文字が単語ずつに分かれて書かれている
  • 単語と助詞を分けて書いている
  • 文字が大きく、一文字ずつがはっきり分かれている
  • 文字の量に段階がある

というところです。

 

単語ずつ分かれているのでどこまでが一つの言葉かが分かりやすいです。

最初の内は、3つの単語程度と短い所から始まります。

徐々に言葉数が増えてきます。

そして助詞が出てくると色を分けています。

かれき に

と言葉が分かれているので、内容の理解も行いやすくなります。

すもも も もも も もも の うち

は意味が分かるかは怪しいですが。

娘の読み方にも変化が出てくる

平仮名をたくさん読んでいくと、娘の読み方にも変化が出てきます。

はじめは、逐次読みだったのが、徐々に単語で読めるようになってきます。

単語で読めるようになってくると助詞も整理出来てくるので、

こぶた は

の「は」を「wa」と読むようになってきました。

最期に

平仮名に興味が出てくる時期にたくさん平仮名に触れることで興味を広げることが出来ると娘を見て感じました。

分かりやすく読めるという経験が読書につながっていくと考えると、こちらの本は導入としておすすめです。

寝る前読書として一緒に読んでいきます。

 

今後も生活で良かったなと思うものを紹介していきます。

それではまた。

 

参考文献